きものde和モダン

ココログより、ライブドアへブログを引っ越しました。

着物リメイク

金沢の小さな美容室の着物語りに、どうぞ お付き合いください。

アイデア満載の 便利な着物小物 を 作ってもらいました

卒業式が終わって、入学式のお着物の準備の合間のひと休みです…


お客様の着物選びや お手入れに追われていて  まるで 自分が着物を着た気になっている この頃。。。


昨年決めた目標… 着物を着て出かける機会を増やそう というものの  昨年 着物を着たのは 、たったの 3回だけ


鍼灸学校 夜学生 のあまりの大変さに、出かける機会を作る事すら ままならなくなって、国家試験までは、それどころじゃ無いと気付き 目標達成 中断中です


と、いっても  着物や着付けのお仕事は 私にとっても ウチのサロンにとっても  外せない重要な コンテンツ なので、今後もますます  発展させていきたいところです


自分の着る機会が少ないものの、気になる 着物まわり…


なので、ネットでの情報収集は  新しい発見が多くて、今の着物好きな人々の 斬新、柔軟な 考えは ほんと 楽しいです 


犬好きの着物好き というキーワードで、インスタをやっていて、お仲間の方が  すごく面白いものを作っておられて、ネットだけの繋がりで  お願いして、作って頂いたものがあるので、お見せします


何かわかります?


着物好きな方でも、これをどうやって 使うか 解る方はいない。。。?


これ、着物エプロン なんです。

それも、襟を汚さない  という 着物好きにとっては、すごい重要なことにこだわった お食事用着物エプロン


着物を着るたびに、膝や胸元を 大判ハンカチなどで  覆っていても どうしても シミが付くのが、襟元。

これは しっかり 襟に沿うように  考えられているので、食べ物のハネ汚れを しっかりガード

私は、いっつも  襟元に ワイン を跳ねさせる 癖の悪いところがあるので、このエプロンを見た瞬間に、うってつけ! と、即 食いつきました


インスタのフォローだけのお付き合いなのに、強引に あれこれお願いして 綿密なやりとりで、これを作って頂いたというわけです


生地は 好きなものを送ってください… とのことでしたが、着物のハギレだと、着物柄はマッチしても、エプロンなので、汚れると 洗濯機では洗えない、絹は縮んでしまうとのことで、昔からお馴染みの 布屋さんに行って、2点のハギレをチョイスしてきました。


布屋の店員さんと、あれやこれやと  相談して、着物の上に被せても、着物風に見えるもの… という思いから、エプロンらしくない デザインの生地を選びました。


男物の羽裏のような渋めの染めプリントを胴部分に、襟は  粋なストライプ で、襟っぽい 雰囲気に…という2点の組み合わせ。

絹に見えて、完全なポリエステル。シワにならず、洗濯可能。

ただし、水は弾かないよ! との事で、仕上がった後に、防水スプレーする事で 解決。

こだわったけど、ハギレなので、500円でお釣りが来ました 


画像は、襟付けのために 吊るした 同級生ksm の入学式のお着物 と、これまた入学式用にビーズ襟を付けたところの  いつもお馴染みの erチャン の長襦袢を ちょっとお借りしての  エプロンの取り付けイメージ画像です



胸元のレースは、襟合わせの目印になってます。襟の歪みを 抑えてる役目もあるのかも…


こちらの エプロンを決めた頃に、もう一点 この方が作られているものの中で、気になっていた  着物用ペチ 。


前から申しましたが、自分で着る際は、肌襦袢を着ることをやめて、紐を一本でも少なく着付けれる ようにしているので、汗取りスリップが肌襦袢代わりです。


でもスリップが短めで、足回りがスースーして 寒いなーとか、夏近くは、膝裏の汗が気になるなーーと 感じていたところなので、こちらの 着物用ロングペチを見たときは、これってほんとありがたい!と


着物の下から覗くと こんなイメージ… (長襦袢忘れてたっ

ウエストはゴム、お尻まわりをゆったりしてもらい、凝ってるのは、筒型ではなく、裾除けと同じく ちゃんと併せがあること。


おトイレの際には 一枚づつ めくれるお手軽さ。

筒型だと、めくって後に、持ち上げる…という 不便さが これは無い。


生地は サラサラのベンベルグ。浴衣にも合うように、爽やかなアップルグリーンにしました。


レースは、入荷されたという中から、幅広で、洗っても縮みの少ないものを選んでみました。


雨ゴートを着る時や、段を登る際に、着物を まくっても  しっかり 足は隠れるし、その上、お洒落感 があります  


まあ、こんなことにこだわったり、感動するのは、着物をよく着る人にしかわからない事です 


ということで、2点をお願いして、送ってもらった際には、手作りだけど ネームタグ付き、エプロンは、バッグに入れて持ち歩く際にも邪魔にならない 共布の巾着付き


あー早くこれを着て  出かけたい

というより、色違いが欲しくなって来た。。

暇なら、自分で作ってしまうものの、忙しくて その上、雑になってしまうんで、頼んで大正解でした。


この方、ご自身で、可愛い柄で 足袋、日傘、ガマ口バッグなども 作っています。。。

またお願いします。。。

お願いした のは こちら↓ 

振袖の長襦袢をリメイクで制作

来週、オルガンのライブをされる 演奏家の お客様…。


今回は、クリスマス も間近 で、シックで華やいだ雰囲気に。。。    ということで、


今年は、サロン所有の 銀鼠色の振袖  を チョイス されました。


数年前に わたしが 仕入れたの ですが、個性的なので、なかなか 日の目を見ることが無く、時が過ぎてしまいました。。。


今回は、時期的にも 、会場の雰囲気にも、よく 合いそうなので、この 振袖にとっても、 良い 機会 となりそうです。



ですが、長襦袢 が付属 しておらず、 仕立てるほどでも ないので、何とか 自分で 工夫して、長襦袢を 作りたい


和裁をしているお客様が、この振袖の八掛と同じ色目の 絹地を 持っているから、袂の振りだけ 作ってきてあげる との お言葉に甘えて、振り は 準備できました。。。


振袖を着るご本人が、自分の 柄物の 長襦袢を 使って。。。 と、おっしゃられる ので、その 長襦袢に 振りを くっつける  という 方法で、とりあえず  やってみました。




ですが、振袖なので、後ろの振り口から、長襦袢の柄が 丸見えになったり、身八つ口が合わずに 柄物の 長襦袢がはみ出ます


やっぱり、柄物の長襦袢を 振袖に合わす訳には いきません。。。




そこで、黄ばんだ 古い ちりめんの 長襦袢を 出してきました。


この長襦袢の袖をほどき、振りを付けようと 思います。


何分 古い 長襦袢なので、全体的に幅が狭く、袖幅や 裄が イマイチ足りません。 縮緬なので、多少の融通は利くのですが…。



まず、外した袖を裁断して、裄、袖山 と、足りない部分 の パーツにします。


袖口 から覗く部分は、赤い布を当てました。


パッチワークのように、ツギハギして、赤と白の ツギハギ 長襦袢 の 完成



出来てはみたものの、身八つ口の始末が うまくいかず。。。




直線で 出来てる着物なのに、和裁を知らないから、ホント  難しい。。。

 
着物と着合わせてみると、まあ 体裁は 取れてますが。。。



振袖自体が合繊素材 なので、長襦袢のお袖の縮緬や絹地との相性が 合わず  スルスル〜っと 袖が 振りの口から 滑り出てきてしまいます。。。


電子オルガンの演奏なので、 座って 袖が演奏の邪魔にならないように、後は 着付けで カバー   いたします。


お着付けの姿 を、どうぞ お楽しみに。。。



着物をリメイクして、舞台衣装に。

10年くらい前の話でしょうか…


残しておく着物と そうで無い着物を 仕分けして、活かせる着物は、洋服(舞台衣装に ) にしたい という お客様と、店主とわたし、仕立て屋さんの 4人で、あれこれ 意見を出し合って、着物リメイクに 散々 凝った 時期があります











店主は、白大島を スプリングコートに、黒の喪服や羽織は、チュニックワンピやノーカラージャケットなどの2ピース、着物地をつないで、冬のブルゾン 、夏の着物は、ワンピースや海外で着るリゾート着に… と、何でも 作って いました。



私も、男物の縮みの反物で、夏のボートネックのノースリーブワンピ、ツヤのある紬の反物で、マキシ丈のコートドレスなんかを 作りました。。



ある時、着物リメイクのショーのイベントの話があり、クライアントと打ち合わせをしていたら、相手先が用意した 参考資料の画像が、ウチのブログのリメイク画像を転載していた という事も。。 。


(前ブログでのリメイク作品の画像は、もう既に 見れない状態になっています。ご了承を)




現在は、店主も私も、マイブームは 沈静化しましたが、着物リメイク の 目だけは、肥えています




この生地なら トップス向き、これはモノにならない、帯ならバッグでも… と、大体のイメージは 付くようになりましたね…。





で、今日の 本題。




久々に 昔のリメイク作品を ドサっと お持ち下さったので、懐かし〜く なり、幾つか、画像を 撮りました。




舞台衣装 としては、どれも 使い勝手が まだまだ あります。



古典柄のビンテージ着物という 本絹の風合いと刺繍や染めの多彩な色合いを 最大限に 生かすために、奇抜なデザインはやめ、スタンダードなデザインにする事を、基本とし、パンツやロングスカート などの ボトムで調整できる アイテムを多く 作ったと思います。なので、10年ほど 経っていても 古さ、イタさ は 感じられませんねー










帯から作った チャイナカラーのノースリーブ トップスは、前身頃、後ろ見頃のどちらかに、柄を全面に置いて、舞台映え する デザインです。





橘の鮮やかな刺繍や、海に浮かぶ雲や松といった風景柄の地模様が 本絹の艶に 浮き上がり、硬い帯のままで 利用するよりも、使い勝手があります。










赤紫の単衣の着物は、柄の配置を 生かすため、出来るだけ ハサミを入れずに、前、後ろの 着丈を違えた  裃(かみしも)風の 被りの トップスです。




黒のドレスなどに合わせて、アッパードレスとして重ね着したり、パンツに合わせて、着物トップスに したりと バリエーションが効く デザインが 個性的で、面白い な〜  と、今見ても 思います。





長方形の反物から 直線断ちで 作られる着物を 丸みのある 洋服にリメイクするのは、相当デザインを考えないと、ドン臭くなったり、サイズが大きすぎたり、狭すぎたりと、なかなか 満足いくものに仕上がらない事が 多くありますね。


今では、シニア世代には、 着物リメイクの洋服は、作るより、買う時代 



既製服としての 着物リメイクウェア は、ファッションの   1カテゴリー  に なってしまいましたねーー











白い リメイク 伊達襟 を リニューアル

着物雑誌  やカタログを見ると、伊達襟(重ね襟)を 付けていない ものを よく見かけます。


振袖は、必ずと言っていいほど、付けてありますが、ミセス になると、 白い半襟だけで 粋 と 捉える場合も 多いのでしょうか…



伊達襟は、重なる という 語呂合わせから、 不祝儀や、法事 などには、当然  用いません。


お茶会での 装いでも 見かけませんね〜


でも、お洒落に 装うなら   ミセスの着物 こそ、伊達襟 は、襟元の お洒落が 出来ます。


私は、 白い半襟に、薄いベージュや卵色 などの 薄い同系色の伊達襟を 合わせるのが 好き


着物から 襟元にかけて グラデーションがかって見える コーディネートになります



濃い 挿し色 の伊達襟 で、顔まわりの 引き締めコーデ…… というのも、有りですが、 



大人しめの色目で、何気なく 襟が重なっていて、 さりげない 色遣いで、胸元が ふっくら 見える。。。というのが、好きですね〜



というわけで、久しぶりのリメイク仕事。






 白い 半襟  なのですが、 ラインストーン で、 襟の縁を デコったのが、10年ほど前。


色無地や 飛び小紋 などのシンプルな着物の場合に、こちらのキラキラした 伊達襟を 何度か 用いました。




今では、経年劣化で、 パーツが 取れて 来て、最近は 使う事も めっきり減り……




そこで、リメイクのリニューアル



昔 集めた パーツを 引っ張り出してきて、 久しぶりに デコりました。



(昔に比べて、作業に時間がかかる。。。   と、思ったら、老眼 のせいでした   )



残りわずかな デコパーツ を ありったけ  載せました


やりすぎたかな


でも、 どうせ、襟から見えるのは、5 ミリ以下なんだから、 まあ 良いでしょう 



この時期に 季節外れ ですが、 枯れ草色 の  飛び小紋に、 この デコった 伊達襟を 付けてみます



6月・夏のしつらえ 夏のきものを暖簾に

ここ数日は、気温が高く[E:sun]、梅雨前とは思えぬ 爽やかな日が続いている 金沢です。

衣替えの6月、家の中も 夏のしつらえです。(といっても、実家のハナシ)

店舗上の住まいには、引き戸を簾戸(すど)に変えました。祖母の家で使われていたものを強引に、はめ込んで使っています。。。

そして、部屋の入り口のあちこちに暖簾を吊るしました。789c0aef.jpg

どれも、夏のきものを 暖簾にリメイク したものです。

c2fb8096.jpg 暖簾にぴったりな粋な柄や、タテ模様のすっきりとした 古い夏のきものに出会ったら、暖簾用として、残しておき、きものリメイクをされている方に縫製をお願いしています。

玄関入って正面には、一番目立つ 亀甲模様・・・ 水色の取り合わせがおしゃれ。

一番風が通り抜ける3階には、うす紫のボカシ柄・・・落ち着く寝室に似合いの柄です。

台所に面した玄関口には、dab726a6.jpg シンプルな結晶模様・・・ 

どこに どの暖簾を下げるか、店主好みのセンスです。

暖簾って、結構 汚れたり、廃れるんです[E:catface]。なので、今年は、ふたつ 新調しました。(すてきな柄の着物に出会えたのもあって・・・[E:lovely])

縦に織られているので、吊るすとシャキッっとするのが、きもの地の良さですね~

きものを潰すなんて、もったいない[E:sign01] と、いう方もおられますが、サイズが合わない、シミがある、夏に出番がない・・・ そういったものは、やはり、リメイクして生かすのも ひとつの方法と 思います。 

エアコンでは得られない自然の風の動きを楽しめる 『暖簾』 エコな夏ですから、涼しげ感に一役・・・[E:good]

きものに合わせて、バッグをリメイクしました。

今週末に下の子の卒業式を控え、先週から きもの の準備を つまつまと (北陸の方言で、のんびりと、ちょっとずつゆっくりとの意) してきました。

用意したのは、毎度おなじみの銀鼠のアンティーク色留め(ほとんど無地です)に、縞の羽織り(昨年、祖母のきものを羽織に仕立て直ししたもの) 。

帯も小物も用意して…、これで準備万端[E:good] と思っていたら、内履き用のスリッパを入れる手提げが何処を探しても見つからない・・・[E:crying]

きものの時は、足袋とスリッパの相性が悪いと、スリッパが抜け飛んだり、階段の上り下りに苦労するので、布製で、厚底のマイスリッパやヒールスリッパをご用意されることをおすすめします。

何しろ、きものがアンティークづくしで、色もダークトーンなので、似合う雰囲気のバッグや袋がすぐには見つかりません。

あちこち探してみたら、「バッグを作ろう[E:sign01]」 と、残しておいたニット生地が出てきたので、今日、半日、仕事の合間にお針子を。

3e17a994.jpg スリッパが入るサイズのバッグができました~[E:flair]

「作った」 と、言っても バッグが半日でできるわけありませ~ん。 いつものリメイク(リフォーム)です。

バッグの土台は、夏シーズンに使っていた(かなりヘタリ感たっぷりの[E:despair]) 本皮×麻のメッシュ地のトートタイプのバッグ。d7bc9e55.jpg

メッシュは、いかにも夏っぽいので、この部分にすっぽりと、ニット地を縫いつけました~。

この生地、家族が 「なんかなつかしい。見たことある[E:delicious]」 と、言う通り、何年か前までわたしの冬のヘビロテで、フル活用した、カーディガン。

それも、ある方が20代の頃に着ていたという お古[E:sign03] 

北欧プリントのような大胆な花柄、あるいは、水墨画のようにも見える和風なタッチがすごく気に入っていたんです~[E:lovely]。e7f03fe4.jpg

57c4b00d.jpg 40年?ほど前のカーディガンですが、当時は高級といわれるプリントニット。デパートの織りネームが付いていました。機械編みでしっかりと目が詰まっていて、風合いはやわらかいフエルトのような感触。

ニットなので、はさみを入れず、針と糸だけで、手縫いでチクチクと 仕上げました。

今週は、寒の戻りとやらで、寒い日が続いています。 寒い卒業式となりそうなので、バッグもあったか仕様でよろしいようで・・・。

きものの紋をリニューアル

暦どおりの寒い日が続いてます。

でも、金沢は、幸いなことに、雪が無いので、「雪、降らんね~」→「寒いけど、楽やわ~」・・・というのが最近の挨拶がわりになってます。

今日は、きものの「紋」のおはなし。

これまでに何度か袖を通したことのある、着物で、すっごく古くて、めっぽう地味な色留があるのですが、古いわりに、幅も丈もあるし、わたしのサイズにぴったりなので、何度かお出かけに着てみてはいるのですが、ただ一点、すごく気になることが・・・。

それは、すごくでっかい五つ紋!さぞ、気合の入ったお屋敷から出たものと、見受けられますが・・・。

背中はともかく、表にあるのが、あまりにも目立つし、地色のグレーと、家紋の白抜きのコントラストが、はっきりし過ぎて、格調は高そうだけど、「なんか古めかしい・・・」と思っていたのであります。 

紋を隠す為に、羽織りを合わせたり、わざとシワを寄せ気味に着付けたりしていたのですが、紋に刺繍を刺すことで、目立たなくなるだろう!と思いつつ、なかなか簡単に引き受けてくださる方が見当たらず・・・。※kimono姿の写真コーナーに、卒業式・アンティーク留袖の画像あります。羽織りと合わせた、グレーの着物です。ご覧下さい。

だって、刺繍を施してもらうには、「反物にして持ってきて下さい」とか、「色目やデザインは、見本台帳から選んで下さい」とか、バッグや小物に刺繍してもらうような簡単なワケに行かず、そのまんまにしてありました。

したらば!! 快く、引き受けてくださる方が現れて、母が、夏の黒留袖の紋に刺繍をお願いしたのに継いで、わたしも便乗して、お願いすることにしました。

で、出来上がったのが、こちら~!。Photo2_001_2きものをほとんどほどくことなく、キレイに仕上げて頂きました~。

9585652e.jpg きものがお好きな方なので、色目やデザインは、お任せでお願いしました。

バーンとしていた、大きな家紋が、花紋に変わって、とっても気に入ってます。母の黒留の刺繍もキレイですので、機会があれば、またお見せしますね。3946a407.jpg

留袖から、ブラウス風ジャケットへ

一年の内で、結婚式が一番多いのが10月。

6月が一番人気と思いきや、梅雨時に比べると気候も安定している上に、連休があるので、10月がトップです。

我が店でも、『結婚式があるから…』と、髪をキレイにしに来るお客さんが、続いています。

さて、夏の終わりに、ある方から、「10月に結婚式に呼ばれたので、着物で素敵な洋服を作りたい!」というご相談を受けました。

ご相談された方は、以前にもご親戚の披露宴用に、朱赤の花嫁の打ち掛けを、チャイナカラーのロングドレスに仕立てたことがある方です。

地元でご活躍の著名な方なので、続けて着れないので、赤いドレスに継ぐ、何か素敵な物を…ということで、[次は、結婚式にふさわしく、黒留めでどうか?]ということになりました。

そこで、私がいずれ、刺繍柄の部分を使って何か作ろうかと、残してあった、古い留袖を(紅い梅にキジの刺繍柄)提供することにしました。

古い留袖とあって、もともと色褪せ気味の上に、いつも和室に暖簾のように吊るしてあったせいで、ますます羊羹色になっていた留袖がどんな風に生まれ変わるのか…。

この方の立派な体格と、大らかな雰囲気に合わせて、母がデザインして、仕立て屋さんにこと細かに注文を付け、仮縫いから、1週間・・・。みごとなブラウスジャケットが出来上がりました。

黒留の黒い部分が多すぎると地味になるからと、柄置きは、仕立て屋さんのセンスにお任せ。

パンツスーツを希望されたご本人には、パンツ部分には、別の着物地を使うということになりました。

おめでたい亀甲模様の羽織りを提供くださった方がいて、これをパンツに仕立てました。(パンツの画像はありませーん<(_ _)>)

という訳で、完成した作品は、こちら。f261b7b6.jpg

派手すぎる色…と敬遠しがちな留袖の赤い柄が、華やかで大胆な柄置きのブラウスジャケットになりました。

ゆったりとしたデザインながら、切り替えがあって、ブラウジング風のフリルっぽい裾のデザインが今風です。片袖にも柄がつながっている代わりに、背中部分は、黒無地一色というメリハリの効いたデザインに。d76c8494.jpg

これに亀甲模様の艶のある黒いパンツを合わせると、とっても豪華!注目されること間違いなし!

あり合せの古い着物地も、材質とデザインを見極めれば、立派なお呼ばれスーツに変身しま~す。

わたしはと言えば、金ピカ刺繍のキジ(雉)の刺繍柄部分の残り布をちゃんと貰って来ました。これを何かに変身させようっ!

伊達襟をデコりました。

伊達襟をデコってみました。

半襟の白はよくあるけれど、伊達襟の白は、あんまり無いでしょ?

でも、柄物の半襟の場合、間に白を入れるとパキッとくるから、効き目があります。

わざわざ白い伊達襟を買わずとも、柄物の伊達襟の裏を使えばリバーシブルで楽しめます。

お持ちの伊達襟、裏地が白い羽二重で、表地が透けて見えない生地なら、即、白い伊達襟として応用できますよ。(ただし、ファンデーションなどの裏ジミが無いものを!!)

ということで、白い伊達襟、ただの真っ白じゃあ面白みが無いので、(またまた)デコってみました。e079138b.jpg

キラキラと輝くラインストーンが、襟元に映えてなかなか良い感じ!(ちなみに、この襟は、羽二重の余り布と芯地で適当に作ったもの)

伊達襟の刺繍と同様、鎖骨から下10cm辺りが一番華やかになるように飾ると、顔を明るく見せます。前合わせになる部分だけ下の方まで飾ると、豪華!

もちろん、振袖や、パーテイなどの付け下げ向きですけどね。

と言うことで、こんな感じになりましたぁ!bbea3932.jpg

旬のワンピ・キモノ風カシュクールドレス

夏が近づくと、ワンピース姿の涼しげなスタイルが目立ちますね。

今年は、ショップや、雑誌でも、綿ニットの伸縮性ある、大柄なプリント柄ワンピースがよく出ています。

ここ数年、ワンピースの人気が復活して、去年は、モノトーンや、大胆な花柄、レース素材が復活して人気でした。(雑誌を見ながら、「わたしの若い頃のワンピースとそっくり。取って置けば良かった!」と真剣につぶやいていたお客様がいました。(^_^))

そして、今年の春あたりから、海外で人気のプリント地のニットジャージ(Tシャツ素材)のワンピースが、日本でもじゃんじゃん出てきました。

なんといっても、ここ2年ほど超人気の、ラップワンピを生み出したダイアンフォンファステンバーグの、綿ジャージ素材のキモノのように、体を包むワンピースドレスが、あちこちのブランドでパクられ、多くのデザインが生まれています。faf4bd5f.jpg

日本は、その頃は、20代向けふんわりワンピの人気で、あまり話題には、ならなかったものの、30代、40代向けに去年から多く出ているデザインです。(このデザイン、抱き合わせなので、サイズを問わず、細く見える!しなやかで、シワにならずに軽くて、何より色っぽい!)

今年は、春から、軒並みワンピも、トップスもカシュクール風、キモノ風が出ていて、20代から40代と幅広く人気のようです。

ここ数年の和モダンブームで、夏は浴衣、きもの地アロハ、きもの柄シャツや和小物が一気に注目されましたが、やたらめったらとキモノ風というのは、落ち着いたように思います。

今年は、外国から見た日本のキモノという感覚の服地やデザインが、キモノ風としてではなく、流行として、取り入れられてきていると思います。和モダンの逆輸入といった感じでしょうか。Hauptstr2003img450x6001180874953img_9781_2

特によく出ているのが、襟元の抱き合わせが、黒い別布で切り替えられているもの。そして、高めのアンダーバスト位置に同じく黒いウエストベルトでマークされたデザインです。

これって、まるで時代劇の町娘のキモノからインスパイヤされた、ガイジンの発想らしい、独特のデザイン。Machimusumeall_03_1

↓これが、↓こうなる??Miisan929thumb118118400654572_1 

襟の黒は、町娘のキモノの襟にかける黒繻子、そして帯の黒(黒繻子のかけ帯)を連想させるデザインです。

これが、なんの違和感もなく、プリント地とあいまって、旬のデザインとして、あちこちに出ています。日本の女の子は、これがまさか、町娘風なんて、ちっとも思っていないと思います・・・・。 

あのマドンナも、PVの中で奇抜でとんちんかんな、キモノドレスで歌っていますが、アメリカでも、キモノドレスは、大流行。マドンナは、人気のチープ&シックブランドH&Mとのコラボでも、いくつかのキモノドレスを展開しています。405c4a32.jpg c549b535.jpg →マドンナデザインのドレスと、キモノ風カシュクールワンピを着るご本人

先日ミスユニバース世界大会で優勝した日本人、森理世さんも、審査会では、(日本らしくない)キモノドレス姿でした。bea0d416.jpg 欧米諸国が想像する、アジア美って、こんな感じなのだと思います。(-_-;)

アメリカやヨーロッパの感覚で、キモノをフューチャーすると、こんな新鮮で、斬新な雰囲気になるんですね。

そう言いながらも、今年限りとあって、わたしも、つい手を出してしまいました・・・。 

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